屋久島くすのきガレージ


天然樟脳

 樟脳とは、クスノキの木片を水蒸気蒸留法によりつくられる天然の芳香・防虫剤です。清涼感のある香りで衣類についた香りは、風にさらすと早く和らぐのが特徴です。近年の防虫剤というと、化学合成品がほとんどですが、昔ながらの樟脳は100%天然素材で出来ているので化学物質・添加物アレルギーを起こさない安心して使用できる防虫剤です。この樟脳は江戸時代から製造利用されており、原材料であるクスノキが西日本に多くあるため、九州では盛んに製造されていました。屋久島においても、ほぼ集落ごとに樟脳窯があったようです。当時は専売公社があったのでそこに納め、医薬品やセルロイド製品(万年筆や写真フィルムなど)の原料として使われていました。これからの時代は、オーガニック製品としての芳香・防臭剤や防虫剤として利用していただければ幸いです。

 

くすのき

  クスノキの漢字は「楠」または「樟」と書いて、「章」という漢字には大きな材木という意味があるようです。鹿児島県にある「蒲生の大クス」は樹高30m、幹回り24mで日本一。クスノキの語源は「薬の木」が変化したものという説があります。一年中葉を茂らす 常緑広葉樹で、葉がキラキラ光って見える照葉樹です。クスノキ科の葉には特徴があり、葉脈が根元のところで3本に分かれる三行脈になっています。屋久島くすのきガレージのロゴマークがそれです。亜熱帯植物であるクスノキは、もともと日本に自生していたか分かっておらず、種子を鳥などが運び込んだ以外に、南からの暖流に乗ってやって来た縄文人によって持ち込まれたものの可能性も考えられるようです。縄文人が身近において利用したいと思ったクスノキ。まさに人間と密接な関係を持っている樹木なのです。

屋久島の森

  屋久島の森は屋久杉が有名ですが、里山においてはシイやカシ、イスノキやツバキなどの樹木が優先する照葉樹林が広がっています。特に島の西部には、海岸から山頂部までその植生が見事に残された深い森が広がっていて、春の新緑のころになると、モコモコと伸びをする木々の姿が見ることができ心躍ります。一歩森の中に分け入れば、個性的な生き方をしている生き物たちの多様性に驚かされ、屋久島の森の奥深さを教えられます。そんな森の中を飛び回っていたのでしょうか、大正から昭和の中頃にかけて、屋久島でも樟脳造りが盛んに行われていました。その頃に伐られた株が更新して、またいま大木となり標高の低い森の中で見られます。人との関わりの中で生きてきたクスノキ、屋久島の森のふところは深く、そしてキラキラと眩い。


【取り扱い店舗】

〈屋久島町〉 (株)武田産業 山岳太郎 サンカラホテル JRホテル屋久島 柴民芸品店 杉匠 椿商店 ぽんたん館 まんてん 

       屋久島グリーンホテル 屋久島サウスヴィレッジ 屋久島ふるさと市場 ル・ガジュマル ynac